ライジングサンでのオートキャンプ活用のススメ
先日、初のRISING SUN ROCK FESTIVAL 2018に参戦してまいりました。
深く考えずにオートキャンプチケットを取ったのですが、これが結果的に大正解。
非常にフェスを楽しむことができました。
そのため、次回への課題を踏まえつつ「参戦したいけど、キャンプエリアはどこがいいの!?」「どんなテントで参戦したらいいの!?」という方の参考になるよう振り返りたいと思います。
RISING SUN ROCK FESTIVALとは。
RISING SUN ROCK FESTIVAL(以下ライジングサン)は、毎年8月中旬に北海道小樽市の石狩湾で開催されている、2日間にわたる野外フェスです。
「RSR」などの略称を使われることも。
FUJI ROCK・ROCK IN JAPAN・SUMMER SONICに並び、夏の4大ロックフェスの一つとされています。
2日目の最終ステージでは、朝日を拝みながらフィナーレを迎えるというエモさの最上級シチュエーションを体験できます。
広大な会場内エリア。
画像を見ていただくとわかるように、会場がとにかく広大。
キャンプエリアは、
- メインのサンステージに一番近いHEAVEN’S
- どのエリアにも程よく近いHAPPINESS
- メイン会場からは離れているが静かで森に囲まれたFOREST
- 同じく、メイン会場からはやや離れているオートキャンプ
の4種類です。
距離的に、オートキャンプからメインのサンステージまでは約20分、一番遠いボヘミアンガーデンまでは約30分と移動だけでもかなりの距離になります。
これだけ見ると、「ステージから近いHEVEN’Sの方がいいに決まってるじゃん」と思うのですが、物事はそう簡単ではありません。
なぜオートキャンプエリアがいいのか。
ひとつずつ説明していきます。
メリット
車の乗り入れができて、テントなど荷物の運搬が楽
これ、オートキャンプの最大の特徴でありメリットです。
オートキャンプ以外のテントサイト使用時、テント類は
- 事前にレンタルテントを予約(数量限定)して、当日に行列に並んで引き取る
- 駐車場からテントや物品を持ち運ぶ
のどちらかになります。
駐車場から荷物を運ぶのはなかなか重労働ですし、エリアもよくわからない初心者であればなおのこと負担だと思います。
その点オートキャンプでは、車で乗り入れて、そのまま車から荷物を出してテントを立てるだけ。手軽さが段違いです。
どこに陣取ってもOK、決められた区画も広々。
現地に着いてわかったのですが、他のテントサイトはエゾジカエリア、クマエリア…など場所の区分がありますが、オートキャンプとFORESTテントサイトには区分がありません。
オートキャンプでは、上記のように赤い線で区画の印がついており、6M×7Mの区画さえ守れば空いているところどこでもどうぞスタイルなのです。
このシステムを理解している人は、オートキャンプ券を2~3枚買ってめちゃくちゃ広く使う、というテクニックを使用していました。
他のテントサイトより比較的静かなので仮眠しやすい
これは距離的な問題。
2日目の夕方、1日目の疲れ&ほぼ寝ていないことから強烈な睡魔に襲われて1時間ほどテント内で仮眠しました。
テント内では、「あ、遠くでやってるな」程度の音なので心地よく寝れましたが、HEAVEN’SとHAPPINESSテントサイトでは轟音が鳴り響くため、音が鳴りやむ深夜帯以外は耳栓がないとうたた寝は難しいはず。
雨が降った時の水害ダメージが少ない
ライジングサン2018は、1日目土砂降りに見舞われました。
場所によってはテントの中に浸水したり、雨が溜まって足首ほどの水たまりが出来ているところもありました。
そうなると、どんなポジティブマンでも多少気分が落ちると思います。
しかし、オートキャンプエリアは全面毛足の長い芝生なので、水が溜まることはほぼなく快適に過ごせます。
テントの雨対策などはほとんどしてなかったので、とても助かりました。
デメリット
デメリットとして考えられるのは、どちらも距離的な問題です。
途中の小休憩が取りにくい
距離ゆえに、「○○と△△の間が空いてるから、ちょっとテント戻って休むか!」がしにくいです。
また、大雨で衣服がびちょびちょになった時に着替えに戻るのが億劫だった、ということがありました。
テントからステージを眺めたり、聞いたりができない
これは、メリットの「他のテントサイトより比較的静かなので仮眠しやすい」の裏返しです。
オートキャンプエリアは柵に囲まれているため外は見えません。
そのためテントで椅子に座りながら、ビールを片手にステージを眺めて音楽に浸るスタイルを目指している方には向いていません。
おすすめテントスタイル
1日目、テントを早く立て終えたのでオートキャンプ内をぐるっと見て回ったのですが、みんな本当にお洒落かつ機能的なテントスタイルでした。
トンネルテント
2区画とって、めちゃくちゃ長いトンネルテント連結スタイルをしている猛者もいました。
車+ルーフテント
また、今回ベストうらやましかったのは、「車+ルーフテントスタイル」。
車の上のスペースを活用して荷物や就寝場所として確保できるという優れものです。
縦と横の区画は決まっているため、そこに高さを利用して居住スペースを作り出すというガチ勢の本気を知りました。
番外編:キャンピングカー
テントスタイルとは少し違いますが、いつか挑戦したいのはキャンピングカー。
ざっとみてオートキャンプ利用者の1/5程はキャンピングカーでした。
調べてみると、キャンピングカー内では電源確保が出来る車が多く、他にも簡易ベッド・テーブル・キッチン・クーラーなど(グレードによって異なります)の設備があるそうで快適さは段違いです。
お子さんがおられる方も安心だと思います。
松っちゃんさん(@matchan0710)がシェアした投稿 – 2018年 8月月17日午後8時36分PDT
また、キャンピングカー利用者はサイドオーニングを付けられている方が多く、タープ代わりの日よけ、雨除けとして非常に便利だなーと思いました。
写真は撮っていないため、引用画像を参考に。
それぞれのスタイルで夏フェスを楽しもう。
ここではオートキャンプサイトをおすすめしましたが、どのエリアもメリット・デメリットがあり、一概には言えません。
ただ言えるのは、どのキャンプサイトの人達もとても楽しそうにしていました。それは自分の楽しみたいスタイルとキャンプサイトが合っていたからだと思います。
ぜひ、オンリーワンな自分だけの楽しみ方を見つけてください!
ちなみに、2018年の僕たちのテントスタイルです。
- 右:レンタカー屋さんで唯一残っていた営業車(プロボックス)
- 左:オートキャンプ場内で一番小さかった3人用テントと、友達がふざけて買ったシカの角
ペグで固定してます。違うテントでこんなことしてたら、キモ怖くて近づけません。
次来たときには絶対おしゃれキャンパーになってやる!!!!