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「AfterShokz Aeropex」は、骨伝導ワイヤレスヘッドホン(イヤホン)の進化を感じる。

骨伝導、なめてました。

僕は耳の穴がかなり小さく、大概のイヤホンは1時間も装着すると耳が痛くなります。
この問題は、どのメーカーのイヤホンにしても、どのイヤーピースに替えても解決しませんでした。

もう痛みを我慢するしかないかな…と思っていましたが、出会ってしまいました。骨伝導ヘッドホンの存在に。

骨伝導の存在は、2010年代後半頃から聞くようになっていましたが、発達する分野とは思えず、完全スルーしていました。
そして時は2020年。予想とは反して、めっちゃ発達してました

用途にハマれば最強です。紹介させてください。

AfterShokz Aeropex

AfterShokz Aeropexの外観

今回購入したのは、AfterShokzから出ている、骨伝導ヘッドホンのフラッグシップモデル、Aeropex
首の後ろから回して、耳に引っかけて装着します。AfterShokzから出ているヘッドホンは、すべてこのタイプです。

AfterShokzは、2011年から骨伝導ヘッドホンの製品を開発・発表している、骨伝導業界を代表するメーカーです。

カラーはブラックを購入しました。
他にも、ブルー・グレー・レッドなどカラバリ豊富です。どのカラーの場合もマットな質感で、ロゴや製品情報などの印字は白文字です。

イヤホンやヘッドホンと違い、イヤーピースや耳当てのメッシュはありません。豆状の先端部を直接こめかみに当てます。

こめかみに直接当たる部分はラバーのような素材感で、ヒヤッとするような冷感もなく、肌あたりが良いです。

操作は、右側の電源・音量ボタンと、左こめかみ部のボタンの2か所です。
そして、右側ボタンの隣には充電ポート。

AfterShokz Aeropexのスペック

フラッグシップモデルということで、他モデルより軽量小型化・防水性能UP・バッテリー量UP・音漏れカット率UPという贅沢仕様です。

連続再生時間は8時間とまずまず。

満充電には2時間と普通。さすがに近年の急速充電モデルと比べると見劣りします。

AfterShokz Aeropexのメリット

軽くて装着感最高

最大のメリットはこれです。
まず、重量は26g。AirPods Proが両耳で約11.2gであることを考えると、そんなに軽くない印象を受けるかもしれません。

ただ、Aeropexの場合、耳の穴で支えるイヤホンと違い、耳の形に沿わして支える形なので非常に軽く感じます。

そして装着感。
Aeropexはその形状や締め付け加減が非常に秀逸です。
たいてい1日1時間以上、多い日は6時間程度装着していますが、頭痛や耳の痛みなど起きたことはありません。

「着けていることを忘れるくらい」とは例えで使われる表現だと思っていましたが、ガチでした
出かける時、車に乗った段階でヘッドホンをつけっぱなしだったことに気づいたり、ヘッドホンどこかに置き忘れたか…?と探していたら着けていたり。
現実でこんな漫画みたいな現象本当にあるんだなと思いました。

amazonレビューでは、「こめかみが締め付けられて合いませんでした…」という方もおられましたが、日本の成人男性平均頭位より大きい僕でも大丈夫なので、たいていの方はちょうどいいのではないかと思います。

なにより、耳穴に装着しないので痛みがないのが最高!
生まれつき耳穴が小さいので、長時間のイヤホン装着が苦痛でしたが、解放されました。

ただこめかみに当てるという特殊な形状ですので、不安な方は試着してから検討してもよいかもしれません。
電気屋だけでなくスポーツショップなどでも販売している場所はあるので、ぜひお探しください。

安全な「ながら聞き」に最適

「耳をふさぐ」ということは、「本来聞こえるはずの音が聞こえなくなる」というリスクを持っています。ということは、危機察知が遅れるということ。

ランニングやサイクリング、ジムでのトレーニング中など、何か聞きながら体を動かしたいと思う場面は多々あります。
そういう場面で、車の音や誰かの声などに気づけないことによるリスクは少なからずあると思います。
そういったリスクを避けるのに最高なのが、骨伝導ヘッドホン

耳をふさがず音楽も聴けるので安心かつ、耳が4つに拡張された気がして気分がいいです。

近年、ネックスピーカーという分野も出現しましたし、時代は安全な「ながら聞き」を求めている気がします。

水に強い

強いんです。防水防塵性能 IP67
粉塵が侵入せず、なおかつ多少水に浸しても影響がないように保護してるよ、という安心安全設計です。

なので、スポーツ時の汗や、多少の水洗いであれば問題ありません。
水泳しながらはさすがにやめましょう。水中はBluetooth入りませんし。

以前、しまなみ海道を自転車で走行中に8時間ぶっ通しで装着しており、途中土砂降りにも見舞われましたが、まったく問題なく使用できています。
装着感と防水性能どちらの証明にもなりました。

メガネに干渉しない(マスクは微妙)

普段から眼鏡を着用していますが、眼鏡との干渉は一切ありません
安心して使用してください。

ただマスクは注意が必要です。
Aeropexはこめかみの深いところまでいくので、どうしてもマスク紐とは干渉してしまいます。
マスクの場合は先に装着していた方を、後から外さなければ絡まります

わけわからないと思うので例を出します。
最初からマスクをしている状態でAeropexを装着した場合、Aeropexから先に外すと絡まりません
しかし、マスクから先に外そうとするとAeropexと絡まってしまいます

絡まったらめっちゃ腹立つので、面倒ですが覚えておいた方が良いです。

ぐにゃぐにゃになるので壊れにくい

首の後ろを通すこの部分、けっこうぐにゃっと曲がるんです。
なので間違えて踏んでしまったりしても、致命的なダメージにはなりにくいと思います。
一度椅子の上に置きっぱなしで、その上から思いっきり座ってしまいましたが無事でした。

耳栓して目つむったら、ライブハウスにいるみたい

購入時、ケースを開けたら付属品と一緒に耳栓が入っていました。
なぜ?と思ってAeropexを装着しながら耳栓をつけてみると、音質がガラッと変わりました。良くなったのです

加えて、骨伝導という構造上、音量を上げると(低音は特に)こめかみに振動を感じます。
これが、ライブハウスでスピーカーから振動が伝わる感覚にちょっと似ているので、ライブ音源を聞くと疑似ライブハウス感を味わえます。

主観的感想なので、全然味わえない!って人がいたらごめんなさい。

AfterShokz Aeropexのデメリット

没入感はない

開放型である故のデメリットです。
最近のフラッグシップモデルのイヤホン、ヘッドホンではほぼ標準装備となっているノイズキャンセリング機能

音楽にどっぷりと漬かりたい時や、周りの雑音を減らして集中したいときなどに最適な機能です。

が、骨伝導モデルは耳をふさがないので、どう頑張っても付けられない機能です。あきらめましょう。

音漏れする

激烈に音漏れするわけではないのですが、1M以内に近づくと「あ、何か聞いてるな」と気づく程度には漏れてます。

そのため、電車内など人が密集している場所や、図書館など静かな場所では控えた方がよいです。

充電が専用端子

防水設計上、充電がマグネット式の専用端子になっています。

MagSafeのようにカチッと着くので感触はよいのですが、欲を言えばUSB-Cであってほしかったです。
なぜなら、このヘッドホンを充電するためだけにケーブルが1本増えるから。

これは、USB-Cでも同様の防水性能を実現できるよう、今後の技術の進歩に期待するしかありません。それかワイヤレス充電対応にしてほしいです。

持ち運びの正解がわからない

現在、持ち運びの時は別途購入したケースに入れています。

  • ケースの質感が安っぽくなくて良い
  • ジップの形状がカクカクしている&ガンメタルっぽい色合いでかっこいい
  • Dカンが付いていてキーホルダー着けれる
  • 中の固定や外装がけっこうハードで安心感ある

などいいことづくしなのですが、ヘッドホン華奢な割にケースデカい問題が大きなデメリット。
かと言ってヘッドホンを裸で持ち歩くのも嫌なので、とりあえず使い続けますが、いまだ正解が見つかりません。誰か教えてください。

AfterShokz Aeropexは新時代のヘッドホン

骨伝導イヤホンは、インイヤー型ともオーバーヘッド型とも違う、新時代のヘッドホンだと思います。

三者三様の用途や得意分野があるので、これが至高!他はダメ!というわけではなく場面や生活スタイルによって使い分けしてもらえたら。

コロナ禍で在宅ワークに移行した方や、リアルでなかなか飲みに行けない方など、公私ともにZoomなどのチャットワークに需要が集まっている現代。
マイクやヘッドセットなどの新調を考える時、ぜひAfterShokz Aeropexも選択肢に入れてみてください!