BALMUDA The Lanternは、いつでもどこでも火の揺らぎが楽しめるLED照明。
火の揺らぎは、人の心を穏やかに静めてくれます。
焚火であったり、暖炉であったり。ランタンの火もそのひとつです。
ただ、火やオイルの準備だったり、室内での利用は危険が伴うことなど、気軽に楽しめないのも事実。
そんな中、どこでも気軽に火の揺らぎが楽しめる、デザイン性の高いランタン型照明をBALMUDAが出しているので、紹介したいと思います。
BALMUDA The Lantern
美しいフォルム。
このデザイン性に惹かれて、購入を決めました。
時代によるランタンの形の変移などは詳しくありませんが、なぜかしっくりくる、頭の中にある「ランタン像」を具現化したようなデザインだと思います。
上部ハンドルと、電飾部分を覆うフレームはステンレス(サビにくく強度が高い金属)が使われています。
その他のパーツは全て樹脂(プラスチック)製です。
ガラスのように透明感のあるシェードも、実は樹脂の一種。
ガラスと違い、落としたりぶつけたりした際に割れないので安心です。
ロゴは下部に控えめに。
箱に描かれている、BALMUDA The Lanternのアイコン。
簡略化されたイラストアイコンでも、一目でBALMUDAだとわかるデザイン力、すごい。
インテリアとしても、キャンプのお供としても目を引くデザイン
インテリア例
高いデザイン性のため、インテリアとしても超絶オススメです。
夜の読書のお供に。
間接照明として。
「普通に電気点けろや」という声もあると思いますが、ランタンという非日常的なモノを生活に取り入れることに意義があるのです。
ウッド系との相性だけでなく、アイアン系との相性も良いです。
新色のグレーは、ウッド・アイアン系はもちろんのこと、北欧系の家具とも相性良さそうですね…!
また、ケーブルを挿した状態で使用すると電池切れの心配がないので、据え置きとしても使用できます。
アウトドア例
実際にキャンプで使用しています。
他にもLEDライトやランタンを持っているのですが、このBALMUDA The Lanternはキャンプの時、ほぼレギュラー入りしています。
なんなら明かりを点けてなくても、かっこいい佇まい。
吊るしてもいい感じ。
ダウンライトではないので真下は暗いですが、テント全体がほんのり明るくなります。
ハンドルにくぼみがあり、細目のカラビナだとちょうど収まるので、揺れが少なくなって良きです。
LEDなのに炎の揺らぎが再現される(謎技術)
BALMUDA The Lanternの特筆すべき点、それは火の揺らぎの再現。
弱モードの時限定で、まるでランタンの炎のように明かりが揺らぎます。
(モードについては後述)
長時間見ていても、揺らぎに規則性があるように見えない、謎技術。
明るい場所だとわかりにくいですが、辺りが暗いとより揺らぎがわかりやすいかと。
テントの中で使用していて、幕に映る揺らぎの影を見ていると、ほぼ本物の火の揺れ方です。
この技術により、「美しいランタン型のLED照明」から「火の揺らぎを楽しめる、美しいランタン型のLED照明(ほぼランタン)」にグレードアップしました。
ツマミひとつで調光&色調変更できる
このBALMUDA The Lantern、ツマミを調整することで、調光&色調の変更が同時に出来るようになっています。
暗い→明るいの調光に合わせて、
暖色(オレンジ)→ 温白色(白)になっていきます。
この「ツマミがひとつだけ」という点が大いに魅力につながっていると思います。
デザイン的にゴチャつかない
ツマミがひとつであることで、操作部分のデザインがスッキリして、どの角度から見ても美しいフォルムです。
ツマミの武骨な印象は、洗練されたランタンのアクセントになっていますが、複数あったらおそらくゴチャつくかと。
また、ツマミ部分には文字が一切なく、アイコンだけで操作が示されています。
モノトーンの〇2つと強弱のメーターアイコンという、極限までシンプルかつわかりやすい表現ができるのも、ツマミがひとつだから。
これが調光と色調変更の2つのツマミがあったら、おそらく説明のための文字 or カラーでの表記があったのではないかと思います。
ユーザーを誘導し、体験を増やす
例えば調光と色調変更の2つのツマミがあると、ユーザーの選択できる範囲が増して一見良いことのようですが、結果的に色調変更のツマミはほとんど触ることがなくなると思います。
全員がそうではないでしょうが、少なくとも僕はそうなる自信があります。
理由は、明かりをつけるのにツマミを2つも操作するのが面倒だから。
調光と色調変更が連動しているからこそ、炎のような暖色や、遠くまで光が届くLEDならではの白色を簡単な操作で楽しめるのではないかと思います。
あえて自由度を狭めたり、機能性をミニマルにしてユーザーを誘導することによって、逆に豊かな体験を提供している、素晴らしいアイデアです。
防塵・防水性能があるのでアウトドアでもOK
アウトドアでも使用できるよう、防塵・防水性能はIP54です。
防塵性能 | 粉塵からの保護(完全な防塵構造ではないので注意!) |
防水性能 | どの方向からの飛沫によっても影響を受けない、いわゆる生活防水 |
普通にテントやタープ内で使用する分には問題ないと思いますが、川の中に持って入る、雨の中外で使用する、汚れたので水洗いする、などの行為は故障の原因となるので要注意。
micro-USB端子なのが残念
充電は、micro-USB端子。
これ、個人的にはかなり残念ポイントでした。
なぜなら、コード類の持ち運びを減らすため、充電端子はなるべく最新のUSB-C端子に統一したいから。
PC周辺機器やイヤホンなどのデジタル系は、USB-C端子を採用しているモデルが多いですが、アウトドア系ガジェットには、予算の都合かメーカーの意向か、まだまだmicro-USB端子が多いです。
(メディアによっては、USB-Cよりmicro-USBであることがメリットとして挙げられていることも…)
ただ、デザイン家電界を牽引する存在であり、影響力のあるBALMUDA(僕はそう思ってる)は、今後のアウトドア界に指針を示すためにもUSB-Cにして欲しかったな…と思います。
炎の揺らぎを、いつでもどこでも。
インドアでもアウトドアでも、見た目も機能も楽しめるランタン。
ぜひ、安らぎの時間にランタンを添えてみてください。
【次の記事】かっこいいランタンに合わせて、かっこいいカセットコンロも使おう
アウトドアで使用するなら、こんなコンロも。
火力が弱いなどの弱点はありますが、それを補って余りあるほどのかっこよさ。
カスタムするとさらに男前になります。