おすすめ食洗機。Panasonic NP-TZ200の魅力と、NP-TZ300との比較。
食器洗いが嫌すぎるので、食洗機を購入しました。
すると、生活が変わりました。
今回、Panasonicの食器洗い乾燥機(以下食洗機)NP-TZ200を選んだ理由やしばらく使ってみての感想をお伝えしたいと思います。
また、2020年に発表された最新機種、NP-TZ300との比較もしていきますので、検討している方の参考になれば。
食洗機導入の感想
まず導入してみての感想から。まじで最高です。
- 手荒れの配慮が不要なので、強い成分の洗剤が使えて洗浄力最強
- 手洗い時より水道代節約になる
- 高温のすすぎなので、汚れ落ちやすい
- 送風で乾燥してくれるので、水滴残りがつきにくい
手洗いではできないメリットだらけ。洗浄力の恩恵は、特にタッパーや弁当箱などのプラスチック類で感じると思います。
洗浄力や節約も大事ですが、なによりメリットだったのはもう洗い物しなくていいということ。
昔から皿洗いが嫌いで、音楽をかけたり、利き手と逆でスポンジを使ったりといろいろ試しましたが、苦痛なことには変わりありませんでした。
同じような方がいれば、ストレスが一つ減るので、絶対食洗機買いましょう。
食器洗いをめんどうに感じていたり、洗剤やお湯で手荒れしやすい方などは特におすすめです。
逆に、食器洗いしている時間が好き、好きな器を自分の手で洗いたい、食洗機不可の陶器や装飾の多い食器がほとんど…という方は買っても最高の気分にはなれません。他の家電を買いましょう。
ちなみに、業者に頼むと作業工賃1万くらいかかるので、自分でした方がお得です。
Panasonic NP-TZ200を選んだ理由
ここからは、なぜ数ある食洗機の中からPanasonic NP-TZ200という食洗機を選んだか説明していきます。
ちなみに、デザイン面の判断基準が多く含まれています。
据え置き食洗機で唯一、「白」以外の選択肢がある
現状、発売されている据え置き食洗機のほとんどは「白」です。
カラー展開があったとしても、扉の部分だけなど部分的で、基本的には白基調の仕様。
そんな中、このNP-TZ200は全面がマットシルバー、下部がダークグレーという落ち着いた配色のツートン仕様で、貴重な「白」以外の食洗機になります。(白基調のカラバリもあります)
いろいろ探しましたが、ここまで白を排除した食洗機はありませんでした。現在、リビングやキッチン家電は白モノを排除している最中なので、色の統一感を考えるとこれ一択でした。
また、設置場所がキッチンカウンターの上ということもカラーにこだわった理由です。
ほぼ目線の高さにあり、リビングからもキッチンからも、なんなら玄関方向からリビングに入る時も目に入る、非常に目立つ位置です。
食洗機はただでさえ存在感がある上に、目立つ場所なので「真っ白なデカい家電置いてます!」感を出したくありませんでした。
光沢がなく主張の少ないグレーカラーなので、インテリアとしての違和感は少ないと思います。
視覚的ノイズが限りなく少ない
NP-TZ200は、視覚的な情報量を極限まで減らしている、凹凸のないフルフラットデザインの食洗機で、使っていてとても気持ちが良いです。
例えば前面。
タッチ操作なので、ボタン類は一切なし。電源ONの時だけ光るので、通常時は企業ロゴだけのとてもミニマルな外観になります。
そして、小窓にくもり加工がしてあり、中が見えすぎないのも高ポイント。
お皿のごちゃつきを目視する必要はありません。
NP-TZ200は背面からの視点においても優秀です。
家電の背面とは思えないほどの綺麗さ。
購入前に家電量販店で「裏側見せてください」と頼んで確認させてもらった時、感動しました。
電源コードや排水コードは、カバーで覆われているのでごちゃつきがなくスッキリ。
また、どの方向にコンセントや水栓があっても、コードを極力見せないように下部に配線用の溝が作られています。
なので前面にコードを持ってくるときも安心。
情報過多な現代において、日常的に使用する家電の視覚的ノイズへの配慮はすばらしいと思います。
ちなみに、サイドには製品シールがありますが、剥がせばスッキリ。
ナノイーX搭載
Panasonicの中でも最上位モデルのNP-TZのみ、乾燥時に「ナノイーX送風」の機能が付いていて、除菌や臭いの抑制をしてくれるようです。
一応購入後から毎回使用していますが、臭いや除菌力などの項目は一般人には判断しづらく、他の食洗機との比較もできないので、効果のほどはわからず。
おまけ程度の機能として考えています。
買って気づいたメリット
音声の調整が可能
音声に関して、操作音の大小や、終了ブザー音の有無を選べます。
終了ブザーの有無はどの食洗機でも付いてそうな機能ですが、操作音の大小も選択できるのは、Panasonicの上位モデル(NP-TZ、NP-THシリーズ)だけのようです。
BALMUDAレンジが出た時に思いましたが、最近の家電は性能だけではなく、質感や聞こえ方など五感に働きかけるようなデザイン・機能が備わってきているなと思います。
使うときの心地よさの向上であったり、五感へのノイズやストレスを減らす働きかけだと思うので、こういう機能は大賛成です。
大容量は正義
NP-TZ200は、ファミリータイプモデルのひとつです。なので大容量。
食器は約40点置くことができ、庫内の容積は約50L。
まあ正直、数字で言われても全然ピンとこないと思います。
朝食・昼食(お弁当と水筒)・夕食分のお皿×2人分+調理器具を入れて7~8割埋まり、ぎりフライパンも入るかなというくらいです。
使用感としては、「2人でもけっこうギリか、意外と小さいな。このサイズ買っといてよかった」です。
2人以上で自炊している家庭であれば、ファミリーサイズ必須かなと思います。
デメリット
マットボディゆえ、指紋が目立つ
NP-TZ200は、電源や洗浄レベルの選択、扉の開閉などすべてタッチ操作なのですが、マットカラーのため、指紋が目立ちます。
この辺りは、こまめに拭きとりが必要です。
動作音と排水音が大きめ
動作音に関しては、食洗機・洗濯機・掃除機の永遠の課題だと思います。
食洗機分野もだいぶ進歩したとはいえ、それなりに動作音はします。
それと、洗い終わった後の排水がけっこう勢いよいので音がします。
「洗濯機回してたっけ…?いや食洗機の音か」って時々なります。
慣れたら生活音の一部になって特に気になりませんが、食洗機の設置場所と同じ部屋で寝る場合は、けっこう気になると思います。
太いコードが多いのでごちゃつく
NP-TZ200に限った話ではありませんが、やはり設置した周囲やキッチン周りがコード類でごちゃつきます。
本体から出ているコード類として、給水コード・排水コード・電源コード・アース線があります。
その中でも、給水コードと排水コードは太くて剛性もあるため、なかなか目立ちます。
きれいに配線しようとしても、これが限界でした。
また、上記に「コードを隠す溝がある」と述べましたが、取り出し口の設計はないため、どうしても最後は顔を出すことになります。
NP-TZ300との比較
2020年、新モデルとしてNP-TZ300が発売されました。
家電類は毎年のように新モデルが発売されますが、もう進化しつくしている分野では、苦し紛れの新製品もちらほらある気がします。
食洗機ではどうでしょうか。公式が発表している追加機能として、3点ありますので説明します。
80℃すすぎモード搭載(NP-TZ200にもある)
1つ目は、新しいモード「80℃すすぎモード」ができたよってことです。
ただ、80℃すすぎ自体はNP-TZ200にもある機能です。
NP-TZ200の場合は、「高温除菌」というオプションになりますが、説明書にも「最後の加熱すすぎが約80℃」と記載があります。
明記されている情報を見る限り、オプション名以外に大きな違いはなさそうです。(細かい機能の違いはあるのかもしれません)
ストリーム除菌洗浄搭載
2つ目は、洗い・すすぎの工程を50℃の高圧水流で洗うから、洗浄力も除菌もされるよ(=ストリーム除菌洗浄)ってことです。
これは、まずNP-TZ200が何℃で洗い・すすぎの工程をしているかを明記していないので比較できません。
一度、洗浄途中で止めて開けたことがあり、けっこう熱めに感じたので40℃以上はあると思いますが…
ともかく比較はできないので、純粋な追加機能です。
ボトルホルダー追加
NP-TZ300では、2本分のボトルホルダーが追加されました。
NP-TZ200に下段の右側にボトル用エリアがありますが、狭いので水筒などは2本横並びにできません。
水筒1本、プロテインシェイカー1本を入れた様子です。
この時点でいっぱいいっぱいなので、水筒や長めのタンブラー・コップなどを多く使われている方は便利だと思います。
比較の結論
結論としては、革命的な進化や、買い替えるほどの決定打はないということです。
- NP-TZ200を持っている方は、絶対買い替えたらダメです
- NP-TZ300とNP-TZ200で迷っている方は、同じくらいの値段なら、新モデルのNP-TZ300を購入した方が幸せになれます
- NP-TZ200の方が安売りしていたら、迷わず購入しましょう
食洗機はもう手放せない
食洗機を導入して、時間にも気持ちにも余裕ができたので、もう食洗機は手放せません。
もし壊れたら、すぐに買い直すと思います。
検討している方がおられたら、早めの購入が吉です!
こんなデザイン家電もあるよ
空気清浄機界で一番かっこいいと思っている、cadoの空気清浄機です。
デザイン、性能ともに強いのでおすすめです。