公園という名の芸術作品。札幌に行った際は、ぜひモエレ沼公園に行ってほしい
先日、北海道旅行の際に札幌市内にある「モエレ沼公園」という総合公園に行ってきました。
ライジングサンロックフェス直後で疲れと睡魔が襲っていたため、芝生で昼寝しよう…という理由で訪れました。
しかし、そのスケールと芸術性から、ついつい汗だくで走り回って、体力が完全に底をつくまで5時間ほど遊んでいました。それほどの魅力です。
モエレ沼公園とは。
モエレ沼公園は、「札幌の街を緑で包み込もう!」という環状グリーンベルト構想の拠点として計画された札幌市の総合公園です。
この公園は、世界的に有名な彫刻家のイサム・ノグチが設計しており、「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトのもとに造られています。
そして驚くべきは、札幌市最大の総合公園と謳われるその広大さ。なんと公園区域は東京ドーム約40個分の189haと、とんでもない規模です。
今回、自転車がすべて借りられていたので徒歩で回りましたが、園内を見て回るなら自転車があった方が楽です。
春にはサクラが咲き、夏には水遊び場や噴水など札幌のさわやかな夏を彩る施設がオープン。秋には紅葉、冬は一面の雪景色の中でクロスカントリースキーやソリ遊びが楽しめるなど、四季折々の魅力を持った公園です。
http://moerenumapark.jp/about/
四季の魅力すらもモリモリ。
それでいて入園料・駐車料無料。
駐車場も、全箇所合わせて1500台停めれるという異次元設定です。
広大な自然&アート。
沼と芝生。
公園の周りは、沼で囲まれています。
そして園内には、超広大な芝生が広がっています。
豆粒みたいなのが、芝生内で遊んでいる人です。
たぶん1000人とかで鬼ごっこしても余裕で走り回れます。
この芝生にテンションが上がり、20代後半男性3人で1時間以上フリスビーをして遊びました。
広い芝生でフリスビーぶっ飛ばしたら気持ちいいし、ダイブして取っても痛くありません。
プレイマウンテン&モエレ山
モエレ公園内には、2つの山、というか丘があります。
1つがプレイマウンテン。モエレ沼公園のアイコン的存在のひとつです。
標高30Mのなだらかな山で、側面にはピラミッドのように石段が積み上げられています。
この石、なんと瀬戸内海の犬島から北海道まで運んできたとのこと。
距離を考えるととんでもないですが、それもイサム・ノグチのこだわりだったのでしょう。
頂上はちょっとだけ土が盛られており、てっぺんに立つと登頂感すごいです。フリスビー男は友達です。
反対側はスロープになってます。
もうひとつはモエレ山。
標高62.4mとモエレ公園内で一番高く、頂上は札幌市内全体を見渡せる展望台となっているそうです。
モエレ山は登っていないので、ここから先は君の目で確かめてくれ!
海の噴水
公園の真中付近に位置する巨大噴水。なんと直径48Mあります。
プログラムが1日3~4回あり、パターンが違う噴射が見れます。とにかくでかいので圧巻。
奥の豆粒くらい小さいのが、観覧している人です。
そして、この空島に行けそうな水流は最大25Mまで上がる化け物級の水圧をしてます。一見の価値あり。
モエレビーチ
すり鉢状に作られたコンクリートに、水がたっぷりと敷き詰められた遊び場モエレビーチ。
8月の中旬、夏まっただ中だったので家族連れの方で大賑わいでした。
一番深い所で、大人のひざ上くらいです。泳いだらめっちゃ気持ちよさそう。
アートな遊具たち
滑り台、鉄棒、謎ブロック。
平均台、謎ブロック。
△ブランコ、テトリスみたいなブロック。
謎造形物。
ジャングルジムinジャングルジム。
これら遊具も、すべてイサム・ノグチがデザインしたものだそうです。
個性的な形・色使いなアートの中で、子どもたちが楽しそうに遊んでいる姿は絵画にでもありそうな光景でした。
遊具周辺の通路。なんか「人にやさしく」の最後とか「HERO」で使われてそうな並木道。
ガラスのピラミッド
モエレ沼公園の象徴的モニュメントであるガラスのピラミッド。
立方体の側面に三角、上部に四角錐が配置されており、見る角度によって姿を変える美しい建造物です。
1階部分。中に入ると、張り巡らされた鉄筋の様子がよくわかります。
ガラス越しの光に包まれながら、ゆっくりとした時間を過ごせます。
音楽イベントやアートパフォーマンスなどの発表の場としても使われるみたいです。
階段を上がって2階。
大きな芝生のテラスがあり、外に出ることができます。
また、エレベーターもガラス張りとなっていて少し怖いです。
3階にはイサム・ノグチギャラリーがあり、モエレ沼公園の歴史や設計をしたイサム・ノグチについての資料があります。ここは撮影禁止でした。
随所にイサム・ノグチの作品も展示されています。
ピラミッド内ショップにはポスター、クリアファイル、Tシャツなどが販売されています。
和紙を用いて温かい光を表現した、イサム・ノグチの「AKARI」シリーズも販売しています。
モエレ沼公園に行こう。
近隣に住んでいる方がうらやましくなるほど、魅力たっぷりのモエレ沼公園。旅行で来られた方も、ぜひ立ち寄ってみてください。心が洗われます。
名称 | モエレ沼公園 |
住所 | 北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1 |
TEL | 011-790-1231 |
営業時間 | 7:00-19:00(イベントにより変更有) |
定休日 | なし(各施設はそれぞれ休業日あり) |