ディアウォールを使って洗濯機の上に棚を作ったった
うちのアパートは築年数が古いこともあってか、洗濯機廻りがまあまあ使いづらい作りです。
まず脱衣所・洗面所自体が長細くて狭い。
それまで洗濯する物は、カゴの中に入れるか、床に積み上げていく方式でしたが、どうにも不衛生で見た目も悪い。
市販の棚を購入しようかと考えましたが、掃除のしやすさや、高さ調整したいことなどを考慮し、DIYしようと判断しました。
作業経過
採寸・購入
まずは2点を採寸。
- 床から天井までの高さ(支柱になる2×4材の高さとなるため正確に)
- 設置するであろう棚の横幅
次にホームセンターにGO。
たいていのホームセンターだったら、木材カットのサービス(何十円とか)であると思うので、「カットも自分でしたい」という猛者以外はカットしてもらいましょう。
設置する場所の高さより45mm短くカットした木材を用意します。
https://www.wakaisangyo.co.jp/diawall/
とあるため、天井より45mm分短く2×4材をカットしてもらいました。これが後からまあまあやっかいなことになりました。
さて持ち帰っていよいよ作り始めます。
2×4材の塗装
壁の色が白なので、支柱の2×4材も白にします。
ブルーシートを敷いて外で、スプレーを使いました。塗っていたら全然1本じゃ足りなくて、またホームセンターまで行って追加購入。
壁側になる側面はどうせ見えない、と思って塗らず。塗装後は、冬なので2時間近く乾燥させてから家の中に持って入りました。
棚受けアームの取り付け
次に、支柱に板を設置するためのアームを取り付けます。
どの辺に板が来れば使いやすいか測っておいて、鉛筆で印を付けてから取り付けました。このアームは、ホームセンターで選んだスチール製のシュッとしたやつ。
しかし、気を抜いて電動ドリルでやっていたらネジ穴をえぐってしまい、回すことが不可能に。
ネジに予備がなかったため絶望していましたが、google調べにより、まだ救いがあると。
驚異的な食いつきを誇る、ネジザウルスを購入。
ネジを外側からガッと掴んで回したのですが、安定感がはんぱない。ネジザウルスのアゴ恐るべし。
一難ありましたが、無事工程終了。
板のサンディング
サンディング=研磨の作業。
先程塗装した2×4材は、特に触らないし目立たないからいいだろってことで省略しましたが、普通は塗装する前にします。
目的は2つ。
- 処理してない木材は表面が凸凹なので、そのまま塗料を塗るとムラができたりしてキレイに仕上がらない。
- よく触れるところなので、木のフシがあったり表面や側面がザラザラしていると腹が立つ。
今回は黒板消しのようなサンドペーパーを使いましたが、リンクに貼ったような、持ち手がある方がサンディングしやすいです。
サンドペーパーは数字が大きい方が目が細かくなります。
#80 → #120 → #240 の順で、粗い目でごりごり研磨 → 細かい目で触りごこちよくしました。
画像ではわかりませんが、表面はなめらか、角も磨いてすべすべです。
木の破片がささったり、角に当たって痛い思いをするなどのストレスを回避しましょう。
板の防水処理
洗濯機上で使用するので、ある程度湿気や水に濡れることも考慮し、水や汚れに強くなるシリコンスプレーを使用。
2度塗りしました。それぞれ2時間程度乾燥。
設置
このディアウォールを使っていざ設置。
左がバネが入っている天井側のパーツ、右がカパッとはめるだけの床側のパーツです。
天井側にバネが入っているので、やや押し付けてバネを縮ませながら、床側を滑り込ませましょう。
しかし、装着後もかなりグラグラでちょっとねじったり押したらすぐ動くような事態に。
ここまで来て採寸ミスったかと思い絶望していましたが、ググるとけっこう同じ人がいることが判明。
「公式では45mmカットだけど、実際は40mmカットくらいがちょうどいい」という意見がちらほらありました。
この情報はいつかまた作る時に役立てて、今は別のアイデアを、と思って出た苦肉の策。
ダンボールを切って、パーツの中に入れて厚底にしました。
これが大成功で、ぴったりとハマって動かなくなりました。
そして、板をアームに取り付けてネジ止め。
完成
ビフォーアフター。
洗濯機のフタも開くし、上側の棚も女性も背が届くくらいの高さ。完璧。
無印のケースを投入
出来上がった棚に、無印のやわらかポリエチレンケースを置きました。
上段は洗濯物入れ、下段はタオルや入浴剤入れです。
床に物を置かなくてよくなり、さらに導線もよくなったので大満足。
購入品
近所のホームセンターでほぼ揃えました。ネジザウルスは予定外の出費。
2×4材 | 2 | 1100円 |
集成材 | 2 | 2570円 |
ホワイト塗装ラッカー | 2 | 396円 |
ブルーシート | 1 | 225円 |
棚受けアーム | 4 | 3700円 |
ディアウォール | 2 | 2960円 |
ネジザウルス | 1 | 2422円 |
合計 13373円 |
結果
いいところ
- 細かいサイズ感が調整できる
- やってる最中楽しい
- なんやかんや自分で作ったら愛着わく
いまいちなところ
- ミスったら材料買い直しになるので、終盤はかなりの緊張感
- 既製品買ってもあんまり値段変わらなかったかも。むしろ安かったかも
トータルで見たら、作ってよかったです!
キッチンの棚も作りました。
「ラブリコ」という、今回使用した「ディアウォール」と似た突っ張り系の工具を使用して、キッチンにも棚を作りました。
収納力が上がって大満足。こちらもぜひ覗いてみてください。