【賃貸DIY】ラブリコとガチャ柱を使って、有孔ボードの壁・キッチン棚をDIYした【ディアウォールでも可】
今回、キッチン周りの利便性向上&収納を増やす目的で、ラブリコとガチャ柱を使って、有孔ボードの壁・キッチン棚をDIYしました。
賃貸なので、原状回復できる範囲で。
以前から、キッチン周りの利便性について不満を持っていました。
それは、備え付きの引き出しからお皿をとる方式にしていたから。
いちいち屈まないといけない、下にあるお皿が取りにくいなど、使いづらくストレスに感じていました。
DIY後は、オープンラックのような使い方ができるようになり、ストレスフリーになりました。
キッチンの雰囲気も変わり、すごく気に入っています。
以下、必要物品や作成過程について紹介したいと思います!
キッチン棚の構想
行き当たりばったりで作ると、使いづらくなる可能性があるので、まずは構想をしっかりと考えました。
どんな風にしようかと考えている時や、ググりまくってる時が実は一番楽しかったりします。
以前のDIYの際には、棚が2段だけだったので、2×4材にブラケット(木を支える金具)を直接ネジ打ちしました。
今回のDIYでは「ガチャ柱」にチャレンジします。
ガチャ柱のメリットは、棚の高さを自由に可動できることや、パーツはチャンネルサポート(レール)とブラケット(木を受ける金具)のみという簡易性。
もちろんそれらも魅力的なのですが、単純にアイアンの雰囲気や、レールにブラケットをはめ込む金具の連結感にロマンを感じるので、使うことに決めました。
こちらのカウンターボードの後ろに、ラブリコで2×4材を設置し、有孔ボードの壁を作った上に、3段の棚を設置したいと思います。
では、作成過程を紹介します。
ラブリコを使用して2×4材を設置
まずはこのDIYの軸となる2×4材を、ラブリコを使用して設置していきます。
ラブリコの場合、2×4材の長さは天井の高さより95mm短くします。
僕はホームセンターで購入時にカットしてもらいました。
設置の前に、サンディング(研磨)。
NTドレッサーの中目(約#280〜400)→サンドペーパーの#400の順で磨きました。
塗装。
カウンターボードがウォールナットなので、色を揃えるべく、ワトコオイルのダークウォルナットで塗りたくりました。
1日乾燥させた後、設置。
ラブリコを上下にはめ込み、上部のネジを締めて調整します。
きつく締めすぎると、天井が抜けることがあるみたいなので注意。
カウンターボードとセットのような雰囲気にするため、横幅が全く同じになる位置に設置しました。
有孔ボードを張って壁を作る
次に、有孔ボードを張る作業。
こちらも、サンディングから。元々表面はさらっとしているため、サンドペーパーの#320番で磨いた後、#400番で仕上げ磨きをしました。
そのあとワトコオイルを塗布。
1日乾燥後。サンディングが甘かったのか、木くずが取り切れてなかったのか、けっこうムラができました。こういうもんなのか?
1枚目貼り付け終了。8か所くらいをネジ止めしました。
ここは、板を抑える人・ネジ止めする人の2人体制じゃないと無理でした。
賃貸の方は、固定ネジが壁を突き破らないように、2×4材に収まるような長さを購入してください。画鋲とかの比じゃない穴が開くので。
壁一面に有孔ボードを設置するのであれば天井まで張るのですが、今回は壁の一部なので圧迫感が出ないよう、ラブリコが見える程度に上部を空けました。
2枚目は、サンドペーパーの#320番、#400番の後に、#1000番で磨いた後に塗装しました。心なしかムラは減った気がします。
形状については、配線を逃がす構造にしたかったので、凹状にホームセンターでカットしてもらいました。
2枚目も張りました。圧巻。
コンセント部分は有孔ボードで隠れるようにして、家電で隠れる程度の高さに空きを作り、配線を通せるようにしました。
これくらい広く空きがあれば腕が入るので、新たに抜き差しする際も苦にはなりません。
正面からは見えません。斜めからも、近くに行かなければ見えません。
チャンネルサポートを設置
次に、ガチャ柱の土台となるチャンネルサポート(レール)を設置します。
カウンターボードの持ち手にブラックのアイアンが使われているため、色統一のためにガチャ柱パーツはオールブラックにしました。
悪目立ちしないよう、固定ネジの頭もブラックです。
左右のチャンネルサポートに高低差がでないように、一番上をラブリコに合わせて固定しました。
ちゃんと真っすぐになるように、アプリの水平器で合わせながら固定しました。
アイアン×ウッドは本当によく合います。
棚板の準備
「キッチン棚」になる部分、棚板の準備です。
棚を設置するとしたら、目線周辺の高さになります。そうなれば、目立つのは天板よりも側面。
ということで、側面がきれいな層になっている合板(積層合板というらしい)を探し、やや値は張りますが、シナ合板の上位互換である「シナ共芯合板」に決めました。
あいにく近くのホームセンターにはなかったので、通販で。
厚みがある方が側面の層がきれいに見えたり、反りにくいといった面から、24mmを注文しました。
美しい木口。ほぼ均等な層になってます。
サンディングします。サンドペーパーで#320番 → #400番 → #1000番で磨きました。
また、触り心地をよくするために角を取りました。(写真ではわかりづらいですが…)
お皿を取るたびに当たって痛いのは嫌なので。
そして、こちらも有孔ボード同様、ワトコオイルで塗装。
雰囲気や良し。
側面にもいい感じにオイルが浸透しました。
棚板を設置して完成
最終段階、ブラケットを使用して棚板の設置をします。
まずは、使用しやすいような高さに合わせます。
- 一番手の届きやすい1段目は、使用頻度の高い食器類
- 真ん中の2段目は、使用頻度まあまあな調理器具
- 脚立を使わないと取れない3段目は、梅酒や飾り
と決めて、ブラケットの位置を調整しました。
後から高さの再調整は可能ですが、大きい棚板だとブラケットの取り外しが手間になるので、なるべく決めておきました。
ブラケットをはめ込んだ状態で木材を乗せて、錐で下穴を開けます。
ねじ止めしていきます。インパクトドライバーが壊れたので手動でしましたが、全くお勧めしません。握力ゼロになります。
なんとか一段目完了。
続いて2、3段目も完了し、完成です。
思っていたよりいい色合い、雰囲気になり大満足です。
側面もいい感じ。この板を選んで正解でした。
ビフォーアフター。
実際に使っている様子
現在はこんな感じで、置きまくっています。
今のところぐらつきなど問題なく、快適に使用できています。
なによりお皿が取りやすいのが最高。
木材が増えたことで、キッチンの雰囲気が変わり、お気に入りの場所になりました。本当に作ってよかったです。
簡単なDIYでしたが、参考になればと思います!
使用した材料・総額
棚板 1200mm×300mm×24mm | 3 |
有孔ボード 1200mm×521mm | 2 |
2×4材 2310mm | 2 |
ラブリコ 2×4材用 | 2 |
チャンネルサポート 1200mm | 2 |
ブラケット 250mm | 6 |
ネジ | 沢山 |
金額に関しては、木材類・ラブリコが約20000円、ガチャ柱類は約4000円でした。
今回、棚板を奮発した(10000円超でした)ので値段が跳ね上がりましたが、シナ合板やパイン材であればもっと値段を抑えて作ることができたと思います。
使用した物品
次のDIYまでに、いいインパクトドライバー欲しい。
以下、実際に使った物たち。