パナソニック(Panasonic)の分岐水栓、CB-SSH8の取り付け方
新・三種の神器のひとつ、食器洗い乾燥機(以下食洗機)を買いました。
食洗機に水を供給するための分岐水栓が必要になるのですが、分岐水栓のパーツ自体が約1万円、それとは別で取付工賃だけで約1万円弱とのこと。
高すぎ。
ということで、工賃を浮かすために自分で交換することにしました。
分岐水栓の取り付けに必要な物品
- 分岐水栓セット
- 錐(なければ爪楊枝でも可)
- 六角レンチ
- モンキーレンチ
- 汚れてもいいタオル
分岐水栓セット
まずは、蛇口のどこかに型番が記載されているので、探します。
我が家は蛇口の根本にありました。
型番をメモ(うちの場合は「TKGG32EBV6N」)し、Panasonicの分岐水栓ガイドにて入力すると、当てはまる分岐水栓を教えてくれます。
あとは分岐水栓をネットで購入。
錐(なければ爪楊枝でも可)
錐とは、ドライバーの先が針のように尖っているもの。
1度だけ出番があります。錐がなければ爪楊枝でも代用できるので、わざわざ買わなくてもよいです。
六角レンチ
これは必須。百均とかにもあるので、なければ購入してください。
モンキーレンチ、汚れてもいいタオル
モンキーレンチは、分岐水栓のコックを閉めるときに使用します。
僕は金属が削れたらいけないと思い、はさむ部分がソフトタイプのモンキーレンチを購入しましたが、滑って使い物になりませんでした。
皆さんは必ず普通のモンキーレンチを購入してください。その方が値段も安いです。
滑るようだったら、タオルをかまして締めるといい感じです。
分岐水栓を取り付ける前に考えておくこと
分岐水栓の向き
最終的に、分岐水栓が左右のどちら側を向いた状態にしたいかを考えておいてください。
修正はできますが、一度固定してからだとかなり面倒くさいです。
事前に食洗機の配置、ホースの回し方などシミュレーションしてから取付しましょう。
給水仕様か、給湯仕様か(迷ったら給水)
繋ぐ蛇口に温度設定機能がついている場合、給水仕様か給湯仕様か選ばなければいけません。
どちらがランニングコストが良いのかググりましたが、
- 給水はガス代がかからないが、ヒーターを使うため電気代が高くなる
- 給湯はガス代がかかるが、電気代は安い
- 給湯はヒーターを使わない分、運転時間の短縮にもなる
- 洗い・すすぎのたびにヒーター代がかかるより、給湯の方が光熱費が安く抑えられる
- いや、給湯にしても湯が供給されるまでの短時間は水が流れ込むので、結局ヒーターも使わなければいけない
という論争があり、どちらにもメリットデメリットがありそうです。
Panasonic公式より、給湯仕様について以下の説明がありました。
運転時間の短縮ができます。
ただし、洗浄力は給水接続と変りません。
機種や条件により異なりますが、水温が20度の場合には給水接続のほうがおおよそ2~3円安くなるケースもあります。
Panasonic よくある質問
ということなので、給水仕様にしました。
「食洗器の運転時間を少しでも早くしたい」「うちの地域はガス料金の設定が高いので、上がるのは電気代だけにしたい」など、自分の生活にあったスタイルに合わせて選びましょう。
いろいろ調べて、どちらがいいかわからなくなったら給水仕様にしましょう。
分岐水栓の取り付け
分岐水栓のパーツ確認
注文した分岐水栓を開けます。
中身。パーツ確認しましょう。
六角レンチが1本入っていますが、取り付けにあたって2種類の太さが必要なので、事前に六角レンチの用意が必要です。
説明書が入っているので、基本は記載通りに進めていきます。
止水栓を閉める
作業前に、必ず止水栓を閉めましょう。大惨事になるので。
室内にある場合は、たいていキッチンのシンク下にあります。
お湯も水もどっちも閉めましょう。
室外にある場合は、量水器の蓋を探しましょう。そこを開けると、部屋全体の止水元栓があるので止めます。
これで水があふれださずに作業ができます。
パーツの取り外し
まず、蛇口の温度調整の蓋を外します。
錐、なければ爪楊枝を使って取ってください。
蓋が取れた後の穴に、用意した六角レンチを差し込みます。
レンチがはまった感触があれば、クルクルと回すと、ハンドルが緩んで外せます。
外れた状態。
カバーも外します。ここはちょっと力がいります。
さらに中にある、白いユニットも外します。
そうすると、カートリッジが3点のネジとカバーによって固定されているので、分岐水栓の箱に入っていた六角レンチを使用しましょう。
このくらい全部緩めたら外れます。
カバーを外し、ユニットも取ります。
この状態で、ようやく分岐水栓が取り付けできます。
分岐水栓の取り付け
分岐水栓を取り付けます。
この時、出っ張り側がホースを取り付ける部位なのでしっかりと向きを確認しましょう。
あとは、外した時と逆の順番に取り付けていきましょう。
カートリッジを装着し、カバーを被せます。
カバーを固定するネジは、分岐水栓分長くなるので、分岐水栓付属の長いネジで締めましょう。
白いユニット、カバー装着。あと少しです。
ハンドルをつけて、六角レンチで固定しましょう。
あとは温度調整の蓋を付けたら、蛇口側は終わりです。
分岐水栓のホース接続部分を取り付ける
ここまで来たらあと一息。
分岐水栓の出っ張り部分に、ホース接続部となるパーツを取り付けます。
接続部のナットを、手で軽く締めましょう。ここからはモンキーレンチの出番です。
水が漏れたらいけないので、ここは固く締めましょう。
画像はモンキーレンチのみで回してるように見えますが、滑って全然回りませんでした。
タオルをかましたら上手くいったので、皆さんもそうしてください。
食洗機のホースを取り付けて、出来上がり。
ここまでした後、分岐水栓の向きが左側の方が良かったと気づき、やり直しました。
止水栓を開いて試運転
シンク下の止水栓を開きましょう。
ちゃんと水が通るか、水漏れがないかを確認するために、食洗器を試運転してみて、問題がなければ完了です。
工賃節約になるのでおすすめ
今回、自分で分岐水栓を取り付けしましたが、思っていたよりも簡単にできたな、という印象です。
1万円近く工賃がかかるので、どんな大作業になるか…と身構えていましたが、これなら自力でやって、浮いた工賃を他のことに充てるのがおすすめです。